Bula! こあらです🐨
(2020年1月更新!)
今日は、フィジーの基本、気候についてお伝えいたします。
フィジーは基本常夏の島です。
年中暑くて、日本の冬が嫌いな人にとっては大変過ごしやすいです。笑
ただ、そんな常夏とは言っても季節があります。
フィジーは南半球に位置するので
日本とフィジーでは「季節が逆」と覚えるといいかもしれません。
つまり、日本の夏の時期はフィジーの冬、日本の冬の時期はフィジーの夏です。
ただ、はっきりとした四季がなく、雨季と乾季に分けられます。
・5月~10月は乾季(雨の少ない時期)
・11月~4月は雨季(雨の多い時期)
観光のベストシーズンはやはり雨の少ない5月~10月の乾季の時期がおすすめですが、
海に潜るダイビングが目的なら、雨が降っても海は澄んでいる雨季の時期が断然おすすめです!
乾季 | 雨季 | |
---|---|---|
時期 | 5月~10月 | 11月~4月 |
降雨量 | 少ない | 多い☔ |
最高気温 | 28-32℃ | 32-35℃ |
最低気温 | 18-25℃ | 25-28℃ |
日本が夏の時、フィジーは冬で、乾季に当たります。
雨は少なく、乾いた晴れの日が続く感じです。
日中は照りつけるような暑さですが、朝晩は日本の10月、11月ごろのようにひんやり、人によっては寒く感じることがあります。
それでも最低気温は18~25度前後で、日中は30度前後まで上がります。
朝晩のために、パーカーやカーディガンがあれば便利です!
日中は半そで、たまに長ズボン
smartmagazine.jp 様より引用
amanaimages.com 様より引用
乾季では、日本の冬の時期と同じく日没が大変早くなります。
特に5月~7月ごろまでは17時前後には暗くなり始めますのでそれに伴って帰宅時間も早めましょう。
先ほども申し上げたように、雨が少なくて晴れ間が多く、涼しいという意味では観光では乾季(5月~10月)がベストシーズンです。
日本の夏の時期が乾季なので、どちらかというと避暑地という感覚です。
空港についた瞬間、涼しく感じられるのでとてもおすすめです!
ただ、ダイビングやマリンスポーツをされる場合、海の温度が低く、陸地に上がると寒いので、マリンスポーツが目的の場合は雨季の、海がとても澄んだ時期がおすすめです。
☟ダイビングについて詳しくはこちら☟
逆に、日本が冬の時、フィジーは夏で、雨季に当たります。
クリスマスや年末年始のころはフィジーで最も暑い時期で、真夏を迎えます。
最高気温が35度ぐらいでノースリーブにショーパンでクリスマスを過ごすことができます。笑
smartmagazine.jp 様より引用
日中はとても暑いですが、雨季は夕方から雨がほとんど。
そんなときはカーディガンがあってもいいかも!
日差しが強いので紫外線対策のためにも、長時間の肌の露出は控えたほうがいいでしょう。
ただ、2018年の日本の猛暑は、“殺人的な暑さ”と聞いたので、それと比べるといくらか過ごしやすい気はします。
フィジーの雨季に一番気を付けたいのは、デング熱です。
蚊を媒体として広がる感染症ですが、雨季で湿度が高い時期にデング熱が特に流行します。
2回目の感染となれば致死率も上がり危険ですので、蚊よけ対策は必須です。
☟デング熱などフィジー特有の病気についてはこちら☟
超最新版★フィジーのおすすめ病院情報 デング熱、ベッドバグ、ボイル、犬に噛まれた時の対処法
また、日本の夏と同じく雨季の時期は日没が遅いのが特徴です。
特に11月~1月はサマータイムの影響で20時ごろまで明る時間帯が続き、「気が付くともう22時!」なんてこともよくあります。
☟サマータイムについて詳しくはこちら☟
雨季の11月から4月の時期はサイクロンがやってくる可能性があります。
サイクロンとは、日本でいう台風ですが、台風の何倍も強い風雨に見舞われることもあります。
このような強烈な台風が来ると、地域によっては自宅の1階部分が浸水したり、道路が冠水したり、長期間停電や断水が続いたりします。
直近では2019年12月末と、2020年1月中旬に2回続けてサイクロンがフィジーに接近しました!
その当時、必死で現地の状況を毎日更新しておりましたので、参考までに、こんな感じになるよ~っていうのをお伝えいたします。
ただ、2回ともカテゴリー1や2だったのであまり強いサイクロンではなかったので被害は最小限に抑えられました。
本来はフィジーの気候をお伝えしておりますが、最優先で現在フィジーに接近中のサイクロン(台風)について現状を報告いたします。
天気図の真ん中、ポツンと見えるのがフィジー本島です。
こちらから雲の動き、雨の予想等などが見られます。
また、スマホアプリ「Windy」では、リアルタイムの雨雲の動きが詳細にわかります!
ぜひダウンロードしてみてください!
2020/1/18(土) 現地22時更新
・17日深夜は時折ざっと本降りになるが10分ほどで止んだ
・風も一時強まったこともあったが、すぐに収まった
・18日朝方、カンカン照り。雨一滴もなし。快晴。笑
結論、台風は過ぎ去り、ナンディはほぼ何も被害がなくめでたしめでたし。
・今回は、フィジー本島より北側の島々、バヌアレブ島、トンガ等がひどい洪水被害を受けた様子。
☟前日 2020/1/17(金) 22時更新☟
・朝からほとんど雨も風もなく、台風がすでに過ぎたのかと錯覚するほどだった
・16時ごろから19時ごろまでは時折ぱらぱらと小雨が降るが、傘が要らないほどの雨だった
・22時現在、雨も風もなく、星空が見えるところもある
・現在のところ、特に目立った豪雨や暴風などは全くない
・気象ニュースによると、もともと予想されていた進路より北側を通っているため、フィジー本島(ナンディやラウトカ)に上陸することはない
・一応フィジー本島が一番被害を受けるのは今夜から明日の朝方にかけてと言われていたが、若干速度が遅れている様子
・近隣国のトンガ、フィジーのロトゥマ、サブサブ、ランバサ、バヌアレブ、タベウニ(本島より北側にある島々)では台風がかなり近づき、大雨の影響が大きく、至る所で洪水被害が出ている
☟2020/1/16(木) 21時更新☟
・日中15時~17時ぐらいまでは大雨、小雨が降ったりやんだり
・一時的に雷が鳴るが、かなり遠くの方で鳴っている印象
・18時以降~現在はほぼ雨は降っておらず、地域によっては星空さえも見える状態
・風もなく非常に穏やか、気温は28度ぐらいで若干涼しめ。
・フィジー国内のニュースでは、MOE(Ministry of Education:フィジー教育省)が、第2の島「バヌアレブ島」(本島のビチレブ島より北にある)の島内全域の学校の明日の休校をすでに決定したと報告した。
・ナンディやラウトカがあるビチレブ島の学校に関しては通常通り授業が行われる予定
(明日1/17の天候によってはわからない)
・ビチレブ島へもっとも近づくのは明日1/17(金)午後以降だと思われる
☟前日1/15 21時更新☟
・日中は35度前後まで上がり、カンカン照りの暑さ
・現地時間18時ごろから一時的に大雨⇒1時間ほどでいきなり止んだ
・19時以降、雨や風は全くなく、逆に嵐の前の静けさという感じ…?
・今回はカテゴリー3になりえると言われていて、本格的に近づくのは1/17(金)・1/18(土)と言われている
・特に今のところは停電や断水の地域は報告されておらず、日常的な夕立(本降り)という感覚だった
・2~3日の停電・断水は当たり前の範囲。
ひどいところでは前後1週間の可能性もある。
・絶対に屋外に出ない。
・すべての電子機器を満タンに充電しておく
・懐中電灯、ろうそく、マッチなどを近くにおいておく
・ガソリンを補充しておく(外出しない場合は不要!車が浸水したら台無しになる)
・シャワーを浴びておく
・行けるうちにトイレを済ましておく
・ペットボトルなどに貯水しておく
・安否確認の緊急連絡先などを共有しておく
・断水のあと1週間は水道水は飲まない
サイクロンの勢力がカテゴリー1~5まで設定されており、5が最大を示します。
カテゴリー1:中心気圧が985hPa
カテゴリー2:中心気圧が985-970hPa
カテゴリー3:中心気圧が970-945hPa
カテゴリー4:中心気圧が945-910hPa
カテゴリー5:中心気圧が910hPa以下
※その他、風速の基準も含まれていますが割愛しております
2017年のWinston(ウィンストン)というサイクロンでは最大のカテゴリー5を記録しました。
洪水、家屋浸水、停電、断水のみならず、暴風雨による家屋の全壊、倒壊、道路の陥没などが各地で見られ、ひどいところではライフラインの復旧に1ヶ月以上を要したと言われています。
2019年末に、久しぶりのサイクロンが上陸しました。
・正式名称は「Tropical Cyclone SARAI(トロピカルサイクロン サライ)」
・時速17kmで進んでおり、非常に進行が遅い
・フィジー本島ビチレブ島の北西部から来て、フィジー本島に直撃するように通過していく模様
・12月27日午前中はカテゴリー1だったが、同日正午を境にカテゴリー2に昇格
当時のナンディの様子は下記の通り。
(12月27日当時の更新)
・27日午前中~夕方にかけては短時間の停電が繰り返し起こっていた(ついたり消えたり)
・夕方を過ぎて20時以降、ナンディのほぼ全域で長時間の停電が続いている
・水道は問題なし
・27日の深夜から未明にかけてピークを迎えるとされている
・ナンディは夕方までは大雨、ときおり小雨だったが、夜は本降りに。(豪雨ではない)が、どちらかというと暴風が印象的
・傘をさしていると一瞬で吹き飛ばされるほどの暴風
・トタン屋根や鉢植えなどが飛んでくる可能性もあるため、外出はしない
・ナンディタウン、マロロ地区、土地の低いところでは家屋の浸水まではいかなくとも、自宅の近くの道路などが洪水になる恐れもある
・レストラン、ガソリンスタンド、スーパーなどほとんどが夕方で閉店している
・イメージ的に、日本だったら電車が止まって大雨暴風警報が出されているぐらいの強さ
ただし、翌日は何もなかったかのように出勤しなければならない(一部木が倒れている、瓦が割れ落ちているところもありそう)
・USJ自体は閉園していないが、ほとんどのアトラクションが運休しているぐらいの強さ
(12月28日の更新)
・27日深夜~28日明け方にかけては豪雨と暴風が長時間続いた
・28日昼頃まではナンディのほぼ全域で長時間の停電が続いていた
・午後、順次電気が復旧、一部いまだ停電の箇所はある
・夕方から夜にかけては小雨、風の強い時間帯があった
・水道は問題なし
・ネットが4G、3Gとかなり通信速度が遅い、不安定、この状態が2日ぐらい続いた
・レストラン、ショップなどは一部閉店、一部開店
サイクロンが過ぎた後も営業はしていたが、店内はガラガラ
・洪水箇所の報告は特になし
・木の葉が飛び散っている、大きい水たまりがあるなど、台風が通過した痕跡は残っている
停電は1日中続きましたが、特に大きな被害はなく無事通り過ぎていきました。
サンベト、ボツアレブ、レガレガなど地域によっては電気の復旧が1週間程度かかりました。
私自身もフィジーに来て初めてのサイクロンを経験しました。
カテゴリー2と、そこまで強くはないですが、暴風のせいかかなり大きい台風といった印象を持ちました。
故郷和歌山では台風は毎回のように通過していたのですが、ここは、家の造りが若干もろい分、屋根が飛ばないかすごく心配です。
職場のコピー機や濡れて困るものはより高いところへ移動させて避難させてきました。
このまま静かに過ぎ去ってくれることを祈ります…
サイクロンが過ぎたあとは水が濁っている場合があるので飲まないようにしましょう。
・12月27日のナンディ発の便は、正午12時以降の便がすべて繰り上げ及び欠航された。
・ナンディ発⇒成田の便が本来では14:15発のはずが、11:15発と3時間前倒しになり、乗れない人も多発した
・空港、空路の安全上、時間内に来ない人は自動的にキャンセルとなった
※天候のキャンセルは1銭もキャンセル料が支払われない
・12月27日 成田発⇒ナンディ 21:30発の便は、翌28日発に延期となった(29日に無事到着)
・同じく27日、28日は各都市、各国からナンディ空港に到着予定だったフライトはすべて欠航または延期となった
2017年はサイクロンが原因で至る所で洪水になり学校が閉鎖されたり停電、断水、自宅浸水などの被害が相次ぎました。
ナンディタウン
(musyokutabi.netさんより)
(日本ユニセフ協会HPより)
特にナンディタウンは土地が低いため洪水に備え、サイクロンが来ると荷物の整理をまとめ、一時的に親戚のおうちに引っ越ししたり、家の修繕を始めたりします。
驚くべきことに、フィジーの紫外線の強さは日本の7倍だと言われています。
車の運転をはじめとして日常生活でもサングラスは欠かせません。
日焼け止めや帽子などもあればベターです!
日焼け止めはこちらでも購入できますがフィジーの日焼け止めはべたべたして塗り心地が悪いのでおすすめしません。
フィジーにいらっしゃる際は紫外線対策もお忘れなく。
以上、フィジーの気候でした!
こっちも読んでね。
☟フィジーの情報がいっぱい☟
渡航準備編★みんなが悩む入国審査カード(出入国書類)の書き方
生活編★結構何でもそろう、フィジーのスーパーマーケットと気になるフィジーの物価
留学編★フィジーへの語学留学を考えている方へ 口コミ、メリットとデメリット
フォトグラファー兼ブロガー
動物占いで「フットワークの軽いこあら」です。
関西のいなか出身、早稲田スポ科卒。
小学校から大学までソフトテニス一本。
大学卒業後、フィジーへ移住。
2年間のフィジー生活を終えて2020年夏に帰国。
コメント