こんにちは、こあら🐨です。
・
12月10日〜12日まで、スカイホール豊田にて「Japan Company Top8(JCT8)」が開催されました。
日本リーグが早々に中止になり、代替大会が行われる運びとなりました。
主催いただきました関係者の皆様、本当にありがとうございました。
・
ソフトテニスポケット様による公式HPはこちら👇
・
男子版はこちら👇
JCT8(日本リーグ代替大会)がスカイホール豊田で開催!男子プレー写真まとめ
・
出場チームと試合概要(抽選順)
・
女子は、昨年の日本リーグ入替戦で昇格を決めたアキムが初参戦!
個人的に気になった試合を紹介します(素人の感想ですがすみません)。
Youtubeで動画を出してくれているものは紹介していますのでぜひ研究してみてくださいね。
・
太平洋工業(岐阜)
:
・
男女ともに日本リーグ昇格後2年目となる太平洋工業。
そして女子は6人体制の少数精鋭のチームで、①塚川・地中ペア、②山宮選手、③薮内/安藤・福田ペアというほぼ固定オーダーで臨みました。
・
太平洋工業ハイライト
・
・
数字で見れば1勝6敗という成績に終わってしまった太平洋工業ですが、紙一重で負けてしまった惜しい試合もたくさんありました。
ナガセケンコー戦では、2試合がファイナルゲームの接戦で、最終戦の薮内・福田ペア vs 髙井・木原ペアの試合は、薮内選手の絶妙な中ロブが有効に働きました。
・
・
・
さらに、優勝したワタキューセイモアを苦しめたのも、塚川・地中ペアでした。
パワー系の梶尾選手に対し、しなやかで柔らかいタッチで対応する塚川選手。
簡単に勝てる試合ではありまんせんでしたが、粘りに粘って1点を取り切った、貴重な1勝でした。
・
・
ダンロップ(福島)
・
・
昨年の日本リーグで3選手の引退があり、ガラリとメンバーが変わったダンロップ。
実は今年も、シングルスで大活躍だった濱谷選手、常に試合に出続けた岡村選手も引退します。
若い選手が多く、そしてガッツあふれるメンバーが相手を苦しめることになります。
・
・
ダンロップハイライト
・
・
特筆すべきは、濱谷選手が女子シングルスの絶対的女王石井選手(ワタキューセイモア)の壁を破ったということ。
これはものすごい快挙です。
昨年も同じカードで、濱谷選手がG3-0でリードしていた展開から、石井選手が怒涛の3G連取でファイナルに追いつき、逆転を許す非常に悔しい負け方をしました。
今年はおそらく研究と対策を重ね、ツイストやショートボール、ローボレー、スマッシュなど多彩な攻めで左右前後に揺さぶり、そして長いラリーも粘り勝ちするという驚異のメンタルを見せ、昨年のリベンジを果たしました。
引退前最後の大舞台でこれだけできるのは本当に尊敬ですね。
。
・
このときのベンチの盛り上がりは最高潮で、ワタキューセイモアに大きな打撃を与えたことと思います。
第三者から見てもえげつない試合でした。
1:11:00〜 濱谷選手 vs 石井選手
・
・
また、初日から小山・岡村ペアはほぼ1時間にも渡る長い試合をものにしました。
・
・
東芝姫路戦で出番が回ってきた小山・岡村ペアは、2-0で決着がついている場面での登場でしたが、どうにかして1勝を守りたい中野・岡野ペアになかなかの苦戦を強いられます。
G3-2で迎えた第6ゲームは、デュースが何度も続き、両者がヘトヘトになりながら試合をするのが印象的でした。
ファイナルに突入してからも、長いラリーの応酬で、手に汗握る展開。すごい試合でした。
・
・
・
ヨネックス(千葉)
・
・
徳川・黑木ペア、貝瀬・渡邉ペアという、大黒柱が2本揃うヨネックス。
しかも今回、貝瀬・渡邉ペアは女子で唯一3日間7戦全勝という記録を叩き出しました。
・
・
残念ながら、ソフトテニス界を牽引してきた徳川・黑木ペアは今年度でそろって引退。
長い競技人生に幕を閉じます。
最後の団体戦には感動の嵐。美しい涙がとてもジーンときました。
・
・
ヨネックスハイライト
・
和歌山信愛出身の貝瀬選手は、ダンロップ戦で小山選手と、ナガセケンコー戦で笠井選手と、それぞれ信愛時代の最強後衛対決を制しました。
貝瀬選手は、小山選手、笠井選手とは1学年下にはなりますが、3人とも全日本高校選抜・インターハイ・国体と信愛が3冠を達成した当初の黄金時代のメンバーで、その実力は今も健在。
。
8:43:00〜貝瀬・渡邉ペア vs 小山・岡村ペア
・
・
ナガセケンコー(東京)
・
・
7人のうち3人がサウスポー、そして7人中3人がナショナルチーム所属という、レベルの高い実業団。
今回は全員に出番があり、それぞれがその役目を果たし実力を発揮した3日間でした。
ナガセでも、東京女子体育大学から加入した髙井選手が引退されます。
・
・
ナガセケンコーハイライト
・
・
初日の初対戦となったワタキューセイモア戦では、いきなり元ペア対決が実現!
ナガセケンコー時代に全日本社会人でビッグタイトルを獲った中川・芝崎ペア。
その中川選手は、現在ワタキューセイモアに移籍し、今回芝崎選手と激突するオーダー!
さらに、前衛の古田選手は和歌山信愛で笠井選手の1学年下の後輩という、お互いがお互いを熟知しているペア同志の対決でした。
・
・
1:30:00〜 笠井・芝崎ペア vs 中川・古田ペア
:
ワタキューセイモア(京都)
・
・
昨年日本リーグ王者のワタキューセイモア。
今年は、7月の全日本実業団、10月の国体(代替大会)と団体日本一を立て続けに達成している最強軍団。
・
・
ワタキューセイモアハイライト
・
・
最強軍団と呼ばれても、簡単に勝てたわけではなく、実は今回もふたを開けてみれば7対戦中、5対戦が②-1での勝利でした。
ヨネックス戦では、絶対的エースの徳川・黑木ペアを梶尾・松本ペアが④-2で破るスタートを切り、チームを勢いづけました。
・
・
・
・
ダンロップ戦ではまた梶尾・松本ペアが、森合・清水ペアを④-0で下すも、これまでの日本リーグでシングルスでほぼ負けなしのスーパー前衛石井選手が2番でファイナル負け。
3番勝負が回ってきた本吉・小松﨑ペアが落ち着いた試合運びを見せ、小山・岡村ペアに④-1で勝利。
いつも助けてくれる石井選手を今度は救う形でチームの勝利に貢献しました。
・
・
ワタキューは最終戦を残して6勝した時点で優勝が決まっていました。
それほど圧倒的な力の差を示し、大会連覇を果たします。
・
・
最終のアキム戦では、来シーズンを念頭において、がらりとオーダーを変えて臨みました。
リーグ初出場となる海老根選手は、中川選手と組んで1番を務め、梶尾選手がシングルスで登場するも、イケイケムードのアキムに敵わず2試合を落としてしまいます。
・
・
3番には今シーズン限りで引退する七尾・松本ペアのラストマッチが用意されていましたが、前の2試合で負けが続き厳しいムードに。
・
・
それでも持ち前のパワーと元気で嫌な雰囲気をはねのけ、ナナマツらしい最高のゲームを見せてくれました。
私も七尾・松本とは同期なので、大学からずっと見てきて、ここまで仕事と競技を続けてきた選手に感謝と尊敬しかありません。
感動をありがとう!!!💛❤️💛
・
・
七尾・松本ペア vs 笠垣・宮田ペア 6:29:00〜
感動的なシーンは 6:59:00〜 ぜひ見てください。
今見ても泣けるラストマッチの最後の1点です。
・
・
アキム(埼玉)
・
・
昨年の日本リーグ入替戦で、念願の昇格を果たしたアキム。
向かうところ敵なし精神で、伸び伸びプレーされていたのが印象的でした。
・
・
アキムハイライト
・
・
なんといっても、最終日の最終戦、優勝したワタキューセイモアに唯一白星を挙げたのがアキムでした。
ワタキューは来シーズンを見据えたオーダーに変えてきていましたが、1試合目は藤原・吉野ペアが中川・海老根ペアにファイナル勝ち、2試合目は小野選手が梶尾選手にストレートで快勝し、来年への自信につながる好ゲームを見せました。
・
5:16:00〜 アキム vs ワタキューセイモア
・
東芝姫路(兵庫)
・
・
前回大会2位の好成績から一転、今回はとても苦しい状況が続いた東芝姫路。
なかなか勝ち星をあげることができず、1勝にとどまりました。
来シーズンでのリベンジを誓います。
・
・
東芝姫路ハイライト
・
・
シングルスで計6戦に出場した宮原選手。
ワタキューの石井選手やアドマテックスの那須選手、ダンロップの濱谷選手など、各チームの強豪シングラーたちとの対戦はフィジカルもメンタルも削られ壮絶な3日間だったと思います。
その中でも、ナガセケンコー戦では日本屈指のシングラー早川選手との対戦は負けてしまいましたが、ファイナルまで追い詰め手応えをつかみました。
・
・
0:43:00〜 宮原選手 vs 早川選手
・
アドマテックス(愛知)
・
・
昨年の日本リーグでは思わぬ結果が残せず、入替戦を強いられたアドマテックス。
しかし、その入替戦では圧倒的な実力の差を見せつけ、全勝で日本リーグ残留を決めていました。
ナショナルチームメンバーの那須選手を中心に、どこまで上位に食い込めるか。
・
アドマテックスハイライト
・
・
今年7月に行われた西日本選手権で、強豪を次々と倒し1位に躍り出た松田・坂本ペアは、今回6勝1敗の大活躍。
ナガセケンコーの笠井・芝崎ペア、ダンロップの森合・清水ペア、東芝姫路の志牟田・久保ペアなど、各チームの大将ペアを仕留め、チームに貢献。
特に東芝姫路戦 志牟田・久保ペアにはG0-2負けの苦しいスタートからファイナルへ持ち込み、G④-3で勝利する底力を発揮しました。
.
・
。
Japan Company Top8(JCT8) 最終結果(女子)
・
優勝🥇ワタキューセイモア
今年は驚異の団体3冠を達成!
七尾・松本が有終の美を飾る。
今まで同世代で一緒に戦ってきた石井選手、こみあげる涙が今でも目に焼き付いています。
・
・
準優勝🥈ヨネックス
徳川・黑木ペアも団体ラスト!
堂々の2位で来年以降に託します。
・
・
第3位🥉ダンロップ
チーム全員でつかみとった3位!
シングラー濱谷選手のあとを担うのは小松﨑選手!
・
・
第4位 ナガセケンコー
第5位 アドマテックス
第6位 太平洋工業
第7位 東芝姫路
第8位 アキム
。
▶詳しい結果、全オーダーはソフトテニスオンライン様のブログで!
・
・
日本リーグという、実業団選手が一番目標にしてきた1年の集大成の大会が中止になったこと、選手は相当なショックだったと思います。
引退する選手も気持ちよく最後を迎えられず、20年やってきて最後がこれかよ!ってなりかけていたときに、このような大会を開催してくださったこと、私は競技者でもチーム関係者でもないけど、本当に心の底から感謝申し上げます。
・
毎試合審判をしてくださった方、観客席までも消毒をしてくださった高校生の皆様、わかりやすい放送、スムーズな試合運営、とても見やすいこだわりが詰まったライブ配信、もう携わってくださったすべての方に、この場をお借りして御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
・
92年組のみんなはじめ、今シーズンで引退される選手のみなさま、長い間本当にお疲れ様でした。
最高にかっこよかったです!!
そしてありがとう!!!😭
・
・
🌸ソフトテニス関連記事🌸
JCT8(日本リーグ代替大会)がスカイホール豊田で開催!男子プレー写真まとめ
2021年締めくくり!男女6ペアが激突!ドリームマッチ姫路 レポート
国内初のダブルノックアウト方式!北広島カップ★2021年度引退選手も!
フォトグラファー兼ブロガー
動物占いで「フットワークの軽いこあら」です。
関西のいなか出身、早稲田スポ科卒。
小学校から大学までソフトテニス一本。
大学卒業後、フィジーへ移住。
2年間のフィジー生活を終えて2020年夏に帰国。
コメント