【症状別】イングリッシュローズ(バラ)が枯れてきた!元気がないときの対処法

こんにちは、こあら🐨です。

 

皆さんのおうちで育てているイングリッシュローズは、夏の暑さとジメジメを乗り越えることができましたか?

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うちのヤング・リシダスとジェームズ・ギャルウェイはいまいちでした。笑

ただ、死んだわけではないので、秋の開花を楽しみに粘りたいと思います。

 

今日はイングリッシュローズ愛好家の方に少しでも役立つような、

8月~10月によく見られる症状と対策についてまとめました。

  

黒い水玉模様の黒点病

特に黒点病になりやすい品種

ガートルード・ジェキル、ジュビリー・セレブレーション、ガブリエル・オーク、プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント

ガートルード・ジェキルとジュビリー・セレブレーション

黒点病(黒星病)の原因

雨が長らく当たったり、水をやりすぎたりしたときに出てくる症状で、これによってバラが死んでしまうということはありません。

見た目が少しグロくて、集合体恐怖症の人にとっては苦手な人もいるかも。

しかし黒点病の葉っぱをずっと放置しておくと、限りなく広がり、緑の健康な葉っぱがなくなって、結果的に枯れてしまう可能性があります。

対処法

・黒点病を見つけたらすぐにすべて取り除く

・土の上に落ちた黒点病の葉も全部拾い集める

(これを怠ると、再度雨が降った時に、黒点病の菌が跳ね返って元気な葉にも伝染します)

予防策

・黒点病予防のスプレーを散布する

・雨があまり当たらない軒下に移動させる(鉢の場合)

黒点病や害虫など幅広く使える「べニカXファインスプレー」です。

これ一本持ってればかなり重宝すると思います。

ただ、1種類だと虫や病気も免疫がついてしまうので、こんな感じのスプレーを2、3種類ローテーションで使うとより効果的!

黄色い葉っぱが目立つ

特に症状が出やすい品種

プリンセス・アン、ナイ・べヴァン、ザ・カントリー・パーソン、コンテ・ド・シャンパーニュ、トーマス・エイ・ベケット

背が小さくコンパクトなのに、葉っぱが密集して生えやすい品種は、蒸れて比較的葉っぱが黄色になりやすい。

他の品種も、環境の変化により黄色になり枯れていく品種もある。

2021年新品種のナイ・ベヴァン

原因

過度な水やり、逆に水やり不足、長雨、気温の高すぎ、湿度の高すぎ、日光の当たりすぎなど、さまざまな条件が関係している症状で、枯れていく予兆の一つでもあります。

初心者の方に多いのは、圧倒的に「真夏に毎日水をあげること」です。

毎日とはいかなくても、土が乾いてないのに、「暑いから」といって水を朝晩あげたりすることも、枯れに直結します。

大抵の場合、7月~9月ごろの夏場に発生し、この症状が悪化した場合には急速に枯れが進行します

対処法

12枚くらいなら放置でもいいかも

 ただし、何かが原因で黄変が始まっているので、まずは原因が何かをつきとめることが重要

・水やりを控えめに。思っている以上に土は乾き気味で大丈夫です。

 イングリッシュローズは暑さと湿度に弱いみたいなので、暑い夏にじめじめと湿った環境で育てると元気に育ちません

 鉢の重さを手で確認したり、土がしっかり乾いているようであれば、鉢底からたっぷり水があふれでるぐらいあげて、水をあげないときとのメリハリをつけます。

 水やりをしないとつぼみや枝の先端が垂れ下がるようであれば、シャワーのように葉っぱにさーっとかけてあげると2時間ぐらいで復活します。

・また、雨の当たりすぎが原因の場合は、軒下に移動させることで効果絶大です。

元気がないからといって肥料をあげるのはNG!!

 肥料は、病気の人間にカレーを食べさせるのと同じで、症状を悪化させる可能性があります。

・活力剤(リキダス/メネデールなど)を希釈して与え、根っこの元気を取り戻しましょう。

 活力剤は、風邪を引いた人間にポカリスウェットをあげるようなイメージです。

予防策

・とにかく夏場は水のやり過ぎに注意すること

・水はけをよくすること、コンクリートに鉢を直置きしないこと。

 すのこやレンガ、プランタースタンドなどで、鉢底と地面の間に空気の通り道を確保すること。

詳しくはこちら👇

【バラ初心者向け】イングリッシュローズの育て方!身近なもので水ハケをよくする!

・西陽の当たるところには置かない、植えないこと。特に真夏の昼間の日差しは大敵。

・できれば東向きの朝日が当たるところがベスト!

・昼間の暑い時間に水やりをせず、早朝か夕方にする

新芽が出てこない

原因

・気温が高すぎる。バラは25度が適温と言われているため、暑い時期は新芽は出ないと思っておいた方がいいかも。

・代謝が止まっている

・根っこが活動していない、夏バテ

対処法

・日陰に移して温度を下げてあげる

・水やりを控えてみる

・長く伸びた枝があれば思いきって剪定してみる

夏剪定や冬剪定は、株の代謝を上げるために必要な工程です。

伸びっぱなしで置いておくとバランスが偏り、このような症状になることがあります。

夏剪定は8月末から9月上旬、冬剪定は12月から2月末までに終わらせましょう。

葉っぱがパリパリに枯れてきた

原因

・水の過不足、雨の当たり過ぎ、日光の過不足など

・カミキリムシのせいかも!

株元が緑で元気な状態であれば、復活は期待できます。

ただ、株元から上に向かって茶色が侵食してきているような状態であったり、枝に縦じわが入り、しなびてきているような状態であれば復活は難しいと思います。

カミキリムシの場合、土の上に彼らの痕跡が残されています。

明るめの茶色のおがくずのようなものが発見されればそれは間違いなくカミキリムシの侵入が原因です。

葉っぱの色が薄い、黄緑色が目立つ

原因

ほとんどが肥料不足の可能性がある

対処法

・定期的に肥料をあげましょう

・肥料の種類によりますが1ヶ月か2ヶ月に1度の肥料が必要です(鉢苗の場合)

まとめ

まだまだここには載せきれない、夏バテ症状や気になる虫などたくさんあるのですが、今まで経験したものを代表してまとめました。

夏を越えたバラはとても強いので、秋の花をご褒美だと思って、めげずに育ててあげてくださいね。

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