こんにちは、こあら🐨です。
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私は、早稲田大学スポーツ科学部卒業、
現在はアスリートフォトグラファーとして活動しています。
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小学校から大学生までソフトテニスという競技をしており、卒業論文はソフトテニスに関連した論文を執筆し、無事単位をいただきました!笑
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手遅れになるぞ!提出3ヶ月前には始動しよう!
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卒業論文に取り掛かる際に、必ずやってほしいことをお伝えします!
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超重要!卒論の要項を要確認!!
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まずは学校HPやゼミの案内などでオフィシャルに公開されている卒業論文の提出要項を確認しましょう。
特に確認する項目☟
・提出形式・字数・枚数・字体、余白
・要旨の書き方
・要旨の提出期限
・主査と副査の先生の選定方法
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このように、決められたルールが各大学・学部によって異なります。
1つでもルールと違うだけで、減点や不合格の対象になるので必ず事前に確認しましょう。
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これが命!卒業論文のテーマ決め!
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自分が馴染みのあるスポーツや好きなスポーツ、関心のある分野を選びましょう。
全く知らない競技・分野を調べようとすると、執筆スピードが遅くなるだけでなく、内容の薄い研究になってしまったり、基礎から知るために余分な時間を要したりすることがあります。
スポーツ系の研究テーマについては、こちらで詳しく解説しているので参考にしてください。
【2022/1最新】スポーツ系の卒業論文の書き方とテーマヒント集!時事ネタをうまく取り入れよう!
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あとは、これを知らないともったいない!
めちゃくちゃ役に立つ!卒業生の卒論要旨集ってのがあります!
卒論の中身は載ってないけど、研究方法や概要がA4一枚にまとめられている一覧があるんです!
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これを知っているのと知らないのでは大きな差になりますし、一度みておくと、自分の完成形のイメージができるので進めやすいです!
気になるテーマがあればぜひ、要旨まで覗いてみてください。
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研究方法はダントツで「調査」がラク!
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大学によってはもしかしたら若干違うかもしれませんが、研究方法については、当時の早稲田大学スポーツ科学部では下記のような決まりがありました。
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・調査(アンケートやインタビューで結果をまとめる)ー30枚
・実験(実験でデータを集め結果をまとめる)ー20枚
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この中で私が選んだのは、「調査」の「インタビュー」でした。
それぞれの特徴を紹介します。
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文献の特徴
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・本やネットの情報を駆使してなんとかつなげまくって40枚にする
・極論を言ってしまえば、それこそすべてコピペでできあがる卒論
・自分で何かをする必要はないが、ただただ参考資料を読み込む手間と時間がかかる
・テーマによっては文献が一番最適な研究方法だったりする
・「参考文献」を枚数に入れていいか絶対に確認必要!
※それがカウントされるなら結構余裕!笑
・単純に、根気が要りそうだと思ったのでやめました。
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調査の特徴
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・アンケートの場合、アンケート用紙を作り、できるだけ大規模でデータを取る必要がある
(10人とか少なすぎる、最低100人は必要。大教室の授業などでアンケートに協力してもらうなど工夫が必要)
・T検定というソフト?を使わないといけないので面倒
・インタビューは文字起こしだけで文字が稼げる
・アンケートほども大量なデータは必要ない
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※文献で40枚は多いし、本を読むのがめんどくさそう、実験は思い通りにいかなかったら時間がかかりそうと感じたので、私はこのインタビューにしました。
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実験の特徴
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・実験計画を綿密に組む必要がある
・実験データを貼り付けて枚数稼ぎできる
・実験が自分の思った結果が出なくても、それを結果として載せてよい
・たとえば運動機能や動作確認などの実験をする場合、協力者や機材が必要
・被験者には謝礼を払っていた先輩もいた
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例)「バスケでシュートを打つときの位置と手首の使い方の関係性」というテーマで書くとしたら、バスケ経験者にシュートを打ってもらい、その状態をビデオカメラで撮影したり、手首の動きがわかるような動作解析ができる器具をつけたりする必要がある。
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おおまかなスケジュールを決める
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たとえば、12月15日に卒論提出〆切だとします。
テーマと研究方法を決めたら、提出期限から逆算して、余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。
だいたい計画というのは前倒しで進むことは絶対にありません!!!!
後ろにずれてくるので、過信して「これぐらいで書けるやろ」みたいなことはしないで。笑
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9月(提出3ヶ月前)
・卒論テーマ・研究方法を決める
・卒論の要項をチェックし、アンケート/実験などの準備を進めておく
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10月(提出2ヶ月前)
・実験、アンケート、インタビューをする(2週間はかかると予想しておく)
・データにまとめる
・書けることから書き始める
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11月(提出1ヶ月前)
・ただただひたすら文字を埋める
※当たりまえだけど執筆に一番時間がかかります、欲を言えば執筆に2ヶ月確保したい!
・執筆終了、最終チェック
・主査・副査のチェック
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12月(提出1週間前)
・製本
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執筆には最低でも1ヶ月は確保したほうがいいし、アンケートだと他人に協力してもらうため、時間を要すると思っておいたほうがいいと思います。
何回も言いますが、こういうスケジュールを組んでいたとしても必ず遅れてくるので、余裕を持って組んでおいたほうがいいでしょう。
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調査(インタビュー)の具体的な進め方
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私が学生時代に実際に書いた卒論で具体的に説明します。
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テーマ:
「ソフトテニスのオリンピック種目化に関する考察」
自分が小学校からソフトテニスを続けていたので、「ソフトテニスがオリンピック種目になるにはどういうアクションをして、どういう政策が必要か」などを他のマイナー競技や日本発祥の競技を参考に執筆しました。
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研究方法:
インタビューしました!
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これは実験のしようがないし、オリンピックの文献はたくさんあるけどソフトテニスに関する文献は少なそうだし、アンケートしてもソフトテニス知らない人も多そうだし、といことで、部活の人脈を使って、インタビューした方が早そう!ってなったのです。
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インタビューの対象者:
・日本ソフトテニス連盟副会長
(直接お会いできなかったので、当時学連に所属してた同期に頭を下げ、質問項目を渡しました!)
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今思えば、少なくとも体育会に所属していると、有名選手やOBとのつながりがあるのに、もっと色んな人にインタビューすればよかったとちょっと後悔しています。
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質問内容:
・ソフトテニスがオリンピック種目になるために必要だと思われること
・現在それに向けて重点的に取り組んでいる施策
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こんな感じだったと思います。もっと質問あったと思うけど全部は覚えていません…。
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インタビュー方法:
・直接会える場合はスマホの録音機能で録音、自分でもメモを取る
・最近ではオンラインでセッティングできれば便利かも!
・上記どちらも難しい場合は、質問項目を明記してメールで送るなど。
👉結果的に文字にまとめてくれているので文字起こしの必要がなくかなり楽!
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インタビューする上での注意点:
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・調べてわかることは絶対に聞かない!!!👈これまじ重要!
(ググったら出てきますよねって絶対に言わせたらあかん!)
・相手に失礼のないように、相手の経歴や所属など調べた上で臨む
・スケジュールには余裕を持って!
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構成のヒント!インタビュー以外の要素:
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連盟の方のインタビューだけでずるずる30枚はさすがに厳しいので、文献もミックスして完成させました!
ただ闇雲にソフトテニスのオリンピック種目化!って言ってても前に進まないので、日本生まれのスポーツやマイナースポーツがオリンピック競技に仲間入りした事例や人気になった理由を、ネットで調べて盛り込みました。
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ソフトテニスがオリンピック種目になるには、
・日本国内での競技力・認知度の向上
・国際的な普及
が必要であると仮説を立て、(ありきたりだけど)
・ビーチバレーみたいに会場で音楽ガンガン鳴らして海水浴に来てる一般客にも認知させる
・バドミントンの「オグシオ」ペアみたいに、メディアや国民にウケるカリスマ的存在を作る
・フラッグフットボール、ソフトバレーボールのように、状況や人数、年齢に応じてルール改定、簡素化して学校体育に取り入れる
など、他競技を例に、ソフトテニスでもできそうな施策を進めていかないとね!っていう感じの流れにしました。
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この論文の結論:
言葉で言うのは簡単。
実際にメディアに出たりルールの改定したりするには相当な労力、時間、財源が必要。
でも、「オリンピック種目化は不可能ではない」という結論にしました。笑
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文献・調査・実験それぞれにメリット、デメリットがありますが、
・根気のある方なら、文献で字数稼ぎができますし、
・人脈がある方なら、アンケートやインタビューでさくっと調査を終わらせられるし、
・頼れる先輩や後輩がいるなら、実験を手伝ってもらって、実験データをばしばし貼り付けて枚数稼ぎができますし。
取り掛かる前にできるだけ計画を練ってから始めましょう。
また、自分が飽きないように、一番詳しいスポーツや分野にしぼってテーマを選びましょう!
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卒論テーマに迷ったら👇
【2022/1最新】スポーツ・体育系の卒業論文のテーマヒント集!時事ネタをうまく取り入れよう!
(早稲田大学スポーツ科学部卒論要旨集)
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フォトグラファー兼ブロガー
動物占いで「フットワークの軽いこあら」です。
関西のいなか出身、早稲田スポ科卒。
小学校から大学までソフトテニス一本。
大学卒業後、フィジーへ移住。
2年間のフィジー生活を終えて2020年夏に帰国。
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