誰かが雨の中を、息を切らしながら走っている。
緊迫したシーンから始まります。
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タキシード姿の高木刑事が緊張した面持ちで花嫁の入場を待つ。
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毛利小五郎始め、コナン、蘭、園子、灰原、少年探偵団も式に招待され、拍手で迎える。
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光彦:まさかこんなにも早くこんな日が来るなんて思いませんでしたよね
元太:けどよー、あまりにも急じゃねえか?
2人は付き合ってはいたものの、あまりにも進展が早く、子供たちも驚いているようだった。
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新婦入場。
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佐藤刑事のエスコートで入場したのは松本警視。
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*佐藤刑事のお父様は18年前に亡くなっているので誰かなと思ったら、強面の松本警視でした。
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蘭が佐藤刑事に見惚れて、夢中で写真を撮る
*なぜか蘭だけいまだにガラケーだった笑
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佐藤刑事に見惚れるコナン、「俺もいつか、、」と蘭を見つめて顔をあからめる
蘭:どうしたのコナンくん?
園子:こいつ、蘭を嫁にしたいとでも思ってるんじゃないの
蘭:そんなわけないよー
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(正解です)コナンの心の声。
隣の灰原が2人のやりとりを聞いてニヤつく
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雨が降る中、立体駐車場の暗い車の中で誰かを待つ公安の降谷と風見。
パソコンで7年前と3年前、降谷の同期である萩原研二と松田陣平の命を奪った男の写真を見ていた。
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風見:本当にこの男なんですよね、降谷さんの同期の命を奪った、、あ、すみません
安室:この男が計画から実行まで1人でやったとは思えない
(この爆弾犯の陰に実は誰かもう1人いたのではないかと匂わせる)
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ノートパソコンで資料を見つめていると、車の目の前を走って横切った、7年前と3年前の爆弾犯が現れた。
何かから逃げえている様子。
刑務所から誰かの手引きによって脱獄したようだった。
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車の窓を叩き割ろうとしているところを、降谷と風見が近づいた。
爆弾犯は怯えながら逃げ、2人が追い詰めると首輪型の爆弾が仕掛けられていた。
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風見が近づこうとすると遠隔で爆弾が起動し、2種類の液体が混ざり大爆発。
降谷と風見は飛ばされて風見が壁からずり落ちそうになる。
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落ちそうな風見を間一髪で手で掴まえ引っ張り上げようとしたところに、鳥の仮面を被った今回の主犯が現れた。
予告編でいう、「正体不明の爆弾魔」である。
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降谷はその姿を見て「やはりお前だったか」と声を漏らす。
手を離すと風見が落ちるため、両手を使えない間にその爆弾魔に首にはめられてしまう。
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このオープニング、すごく凝られててよかった!東京の人はテンション上がるだろうな〜!
オープニングが明けたら渋谷のスクランブル交差点を中心に一望できる上からの図から、外国人の男性にクローズアップ。
男性は、誰かの名刺を持って信号待ちをしている。
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「松田陣平」の名刺だった。
男性は「マツダジンペイ…」とカタコトの日本語でつぶやく。
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持っているスマホには、「どこなの?どこにいるの?」と矢継ぎ早に誰かからのメッセージが届く。ロシア語だった。
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誓いの言葉を交わし、指輪の交換しようとしたそのとき、4人組の男が扉を押し開け突入!
「高木ー!!!」
高木と佐藤の結婚に反対している連中が入ってきた模様。
参列者(警察関係者)と毛利小五郎は、咄嗟に体を張りその4人組と対峙する。
佐藤が拳銃で狙われ、それをかばった高木。
胸に銃撃を受け、心臓から血が溢れだしその場に倒れ込む。
「高木くん、高木くーーーん!」青ざめる佐藤。
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「訓練終了ー!!」
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神父に変装していた目暮警部が叫ぶ。
「なんだ(高木が)やられたのか」
「新郎がやられてるんだぞ!訓練だからと言って気を抜くな!」
・
今回の急な結婚式の正体は訓練だったのだった。
参列者も警察関係者で、小五郎は今回訓練だと知らされていたのだった。
・
今回の訓練は、目暮警部の同僚の村中元警視正とクリスティーヌ夫妻の元に脅迫状が届いたため、結婚式の警護を頼まれていたからだった。
村中元警視正は出世頭で、その態度や形相から、「鬼の村中」と呼ばれるほど恐れられていたそう。
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高木の血糊がタキシードとドレスに広がり、「血糊は取れにくいんですよね、はははー」と高木が立ち上がる。
佐藤はしばらくその場から動けず手に着いた赤い血を見つめる。
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会場から出る佐藤。
同僚のユミが、大丈夫美和子?と佐藤を心配する。
・
その様子を見たコナン:どうしたの、佐藤刑事?
佐藤:なにもないっていっても、君にはバレちゃうか。
死神が見えたの、彼を襲う死神が。
松田刑事をこの世を去ってから死神が見えるようになり、よく高木刑事が事件に向かう時も背後から死神に襲われるような幻想が見えるのたっだ。
・
・
訓練だと知らされていなかった子供たちはがっかりして阿笠博士の家に。
結婚式の食事を楽しみにしていたためお腹を空かせていた元太。
訓練だったことに愚痴をこぼしながらも、ハロウィンのコスチュームを作る子供たち。
・
・
ちょうどコナンのところに蘭からメールが入り、小五郎がこれから警視庁に打ち合わせで、その前にご飯を食べるとのこと。
子供たち5人もそれに乗っかり、蘭も合わせて7人で食事へ。
・
・
その道中、警視庁の目の前で道に迷う、先ほど信号待ちをしていた外国人男性。
ぼろぼろでバリバリに割れたタブレットを片手に、ヨタヨタと歩く。
そして松田陣平の名刺をたよりにここまで辿り着いたようだ。
コナンはすれ違いざまにそのタブレットを見て不審に思った。
・
その男性からヒラヒラ落ちたメモを灰原が拾い、その男性に渡しに行った。
その瞬間持っていたタブレットが赤く光り、ピーと音が鳴って大爆発。
・
・
周囲にいたコナン一行はもちろん、メモを渡したためすぐ近くにいた灰原は衝撃を真正面から受け、車が往来する車道に飛ばされてしまう。
それを見た小五郎が道路に飛び出し灰原をかばうが、大型トラックと衝突し、頭から血を流す。
・
・
コナン:灰原ーーーー!!!
灰原:私は大丈夫、おじさん!!おじさん!!!
小五郎は目を覚まさず、血だけが流れていく。コナンが蘭に救急車を指示。
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爆風でひらひらと落ちてきたメモのかけらにまた火がつき、火が燃え広がりそうになったところを蘭がかばんで仰いで消そうとしたが間に合わず手に負えない事態に。
この火事を見て涙を流す金髪女性の姿があった。
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警察消防がかけつけ消火活動を行う。小五郎は、蘭の付き添いで救急車で病院へ。
コナンたちはその場で現場検証を受けた。
・
灰原はメモを渡した際、その男性と少し喋ったらしい。
メモの中身は見てないが、「ありがとう、大事な人に渡す大切なものなんだ」と言っていたらしい。
その後すぐに爆発が起きたとのこと。
佐藤刑事:すごい、ロシア語も話せるの?
灰原:ええ、少し
*ここでロシア語を話せる彼女にも驚き。「少し」どころではない。笑
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コナンは現場にある慰留品のかばんから紙切れが入っているのを見つけた。
鑑識に声をかけ「あれなに?」と取り出してもらうと「松田陣平」の名刺だった
目暮警部とコナンは衝撃を受ける。
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・
取調べを終えた佐藤刑事と高木刑事が寄ってきて、その名刺を見た佐藤刑事は目の色を変え、衝撃を受ける。
どうして彼の名刺が。
・
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千葉刑事:これが松田刑事か、、
昔の松田刑事の顔をタブレットで見ながら話す。
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・
ボールペンで松田刑事の目元を隠し、たしかに松田刑事に似てるかもしれない、と声を漏らす。
白鳥刑事:ああ、3年前に高木くんが変装したとき松田刑事そっくりだったよ。
(コナンは柱の陰に隠れて盗み聞きしている)
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・
事情聴取終わりました、と高木と佐藤が合流。
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目暮:佐藤くん、松田くんと行動をともにしていたのは君だ。
当時のことを思い出してくれ。
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・
松田刑事は3年前、爆弾処理中に殉職した刑事。
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もともと爆発物処理班にいたが、捜査一課強行犯三係に異動になり、目暮警部、佐藤刑事、白鳥刑事と同じ配属になる。
佐藤刑事は当時松田刑事の教育係?(ペア)で、行動をともにしていた。
。
普段から態度が悪く、「来たくもねえ係」に配属された不満をいつも抱えていた。
ただ、指先の器用さだけは佐藤刑事も認めていた。
パトカー内でメールの打つ速さに驚いていた場面が印象的。
「あら、メール?速いわね」
「ああ、手先だけは人よりも器用なんでね」
このとき、「メールを打っても一生返ってこないダチ」に宛てていたことがわかる。
・
そのダチが、安室たちの警察学校の同期で、一番最初に殉職してしまった萩原研二(はぎわらけんじ)だった。
萩原と松田は幼馴染で、同じ爆発物処理班に所属し、7年前の11月7日に起こった爆弾事件でそれぞれ爆弾解体を担当した。
・
・
しかし、解体中にタイマーが作動し、爆発に巻き込まれ殉職。
松田はそのビルを眺めながら、目の前で親友を失った。
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/
萩原の命を奪った爆弾犯が、それから毎年のようにFAXでメッセージを警察に送り込んできた。
ただ、萩原の殉職から4年後の11月7日、届いたのは犯人による爆弾予告状だった。
・
米花町の遊園地の観覧車にしかけられた爆弾。
松田は萩原の仇を取るため真っ先に72番のゴンドラへ。
「こういうことはプロに任せな!」そう言って、目暮、白鳥、佐藤を地上に残してのぼっていった。
・
・
順調に解体が進んでいくも、いきなり爆弾のモニターに犯人からのメッセージが表示される。
「勇敢なる警察官よ、、、」
なんと、爆弾はこの観覧車だけではなく、もう1箇所にも設置されているという。
その爆弾の在り処がわかるのは今松田が解体中の爆弾が爆破する3秒前。
爆弾を解体すればそのもう一つの爆弾の場所はわからなくなる。
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自分の命をとるか、次の爆弾のありかを引き出すか、究極の選択が迫られていたが、松田は迷わなかった。
「わりいな萩原」天国にいる親友に謝りながら、そして3秒前に表示された爆弾のありかを器用な手先で佐藤に送信。
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佐藤は目の前で、松田を失ったのだった。
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爆破後すぐ、佐藤の携帯に着信が。
松田からのメールだった。
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松田からのメールを3年間、消せずにいたという切ない話。
「米花中央病院」の下に、彼からのメッセージがあり、佐藤はひそかに松田への気持ちを寄せていた。
・
ちなみにこのアニメは「揺れる警視庁1200万人の人質」で描かれたスペシャル回で、コナンファンの中でも絶大な人気を誇る名作である。
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本題へ戻ります!
・
・
松田の行動を思い出せという目暮警部の命を受け、佐藤は過去の分厚いファイルを持って資料室に閉じこもった。
コナンは、どうにかして松田の情報を得られないかと佐藤の後をつけた。
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突然その部屋のドアが開き、佐藤:気づいてないとでも??!とコナンの尾行に気づいていたことを明かす。
佐藤はコナンを部屋に入れた。
・
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あいつのことははっきりと覚えてる。
*この映画の予告編でよく聞いた言葉で、ちょっと胸熱でした。
松田刑事と過ごした短い期間を振り返り、少し悲しげな表情になる。
コナン:ねえ、よかったらその松田刑事のこと僕に教えてくれない?
何かわかるかもしれないしさ!
そう言われ、しばらく考え込んだものの、そうね!と過去のファイルを開き、松田との濃い1週間を振り返り始めた。
・
探るべきはなぜあの外国人があの「松田陣平」の名刺を持っていたかだ。
松田刑事が捜査一課に異動になったのは11月1日。
ハロウィンの翌日だったからよく覚えてる。
ただ、異動が急で、名刺の作成が間に合わず、本人に渡せたのは11月4日になった。
11月7日は松田刑事の命日。
つまり誰かに名刺が渡せたのは11月4日から7日のなくなるまでのたった4日間。
・
外国人に渡しているなら印象に残ってるはずだけど、、
11月5日は丸1日内勤、7日は例の連続爆破事件(松田が殉職した事件)に朝からつきっきりだったから、名刺を渡せるとしたら6日だけになるわ。
あ!!そういえば!
・
佐藤はあのとき松田がスーツのポケットに数珠を忍ばせていたことを思い出す。
渋谷にある萩原のお墓参りに行ってたのではないかと予想する。
佐藤は部屋を飛び出し、高木とともに「月参寺(げっさんじ)」へ。
・
千葉刑事がその資料室に入り、コナンと遭遇!
なぜ君がこんなところにいるんだい!!!!(当たり前や!w)
・
・
住職:あー覚えてますよ。毎年4人で来てくれていました。
高木・佐藤:4人で?!
住職:なんでも、同期だって聞きました。
それが、だんだん人数が減って去年は1人でいらしてました。
佐藤:その方の名前わかります?
住職:そうそう、フルヤさんって言ったかな。
・
・
・
警視庁に戻り、警察学校のデータベースで千葉・高木・佐藤の3人は「フルヤレイ」と検索をかける。
しかし不思議なことに該当者はなし。
「いるはずよ、松田くんと同期の警察官で!」と佐藤が焦りを見せ始める。
・
そこに公安警察の風見が立っていた。
風見:無駄ですよ。
高木・佐藤:なんであんたがここに!
風見:高木刑事、佐藤刑事、お話があります。
・
・
「捜査を打ち切れ?!」
これは公安が担当します。
これは要請ではなく、命令です。
そういって風見はその場を去った。
・
・
佐藤:なんなのよ、今さら公安が担当するって!
高木:冷静になってください佐藤さん
佐藤:私はいつでも冷静よ!ちょっと上に掛け合ってくる!
佐藤の怒りを止められない高木。
そこへ白鳥が現れた。
・
白鳥は、高木の心情を見透かしていた。
松田刑事の名刺を見てから佐藤から焦りや責任感が伝わり、やはり自分は松田刑事には敵わないと思っていたのだった。
白鳥:松田刑事のことなんて関係ない。事件を横取りされたなら取り返すのみだ。
・
高木:はい!ありがとうございます!
そう言って高木は佐藤のあとを追いかけた。
・
君たちの恋路を邪魔してしまった負い目があるからね、、
は!!小林先生!
白鳥は、帝丹小学校の小林先生からの着信に顔をあからめる。
・
・
遅くまでオフィスに残り、調べ物をする佐藤。
高木:手伝います
佐藤:無理しなくていいのに
高木:無理なんかしてません
佐藤:あーあ。もうこんなことならいっそ、刑事なんかやめて早く高木くんのお嫁さんになっちゃおっかなー。
高木:そんな悲しいこと言わないでください。
刑事が事件を放り出してやめるなんて言ったら、終わりなんじゃないですか。
僕が、恋焦がれて夢中になっているのは、、、刑事の佐藤美和子なんだから!!!!!
・
・
佐藤:わたる、、 そうだよね!!!!
高木:あ、でもさっきの話とは別で、僕のお嫁さんになるっていうのは、、、っていなーーーい!!
(佐藤はすでに部屋を出ていた)
・
・
コナンは、蘭が付き添っている小五郎のお見舞いに。
そこへ誰かがノックした。
村中元警視正とフィアンセのクリスティーヌだった。
(村中はめっちゃいかついデカいおっさん、クリスティーヌはニコロビン役の山口由里子)
今回結婚式の警護対象となる夫妻である。
(全体を通して、村中夫妻の写真は公開されていないのでイメージだけお伝えします。)
・
・
村中夫妻とコナン・蘭は病院の近くのカフェに場所を移した。
村中:毛利さんがこんなことになってしまって申し訳ない。
村中たちの結婚式のリハーサルで、怪我をしてしまったことに責任を感じていた。
・
蘭:結婚式場素敵でした!
クリスティーヌ:あそこから渋谷の街が一望できるのよ!
蘭:あの日はお天気が悪くて、何も見えませんでした、、
クリスティーヌ:だったら、今度見にこない?会場で打ち合わせがあるの。
村中:よせ毛利さんがこんなときに。
クリスティーヌ:いいじゃない、せっかくのハロウィンの飾り付けが見られないなんて可哀想じゃない?(村中に寄り添って上目遣い)
村中:しょうがないなぁ、、とデレデレ
そのとき、村中の手首に貼り付いたレシートをクリスティーヌはわざわざ遠くの左手で取った。
・
コナンと蘭の目の前でもイチャイチャしていて、在職中「鬼の村中」と呼ばれていたギャップに驚いていた。
・
蘭とコナンはタクシーで病院に戻った。
・
・
蘭は、もうこんな時間、、と不安そうに小五郎の病室を眺める。
コナン:僕は今日阿笠博士のところに行くからさ、蘭ねえちゃんはおじさんのところついててあげてよ。
蘭はうん、ありがとうと言って病院へ戻っていった。
・
コナンが病院の目の前で一人になる。
・
いるんでしょ、そこに。
僕に用があるんでしょ。
・
謎の男性2人が隠れていた柱の陰から姿を現した。
尾行されていたことを気づいていたようだ。
・
コナンは男たちに目隠しをされて車に乗せられ、エレベーターでどこかの地下へ。
そこは公安所有の地下シェルターだった。
・
・
・
透明の巨大な隔離ボックスに足を組んでいすに座る男性の影。顔は見えない。
隔離ボックスの中と外をつなぐ電話が鳴った。
コナンは駆け足で笑みを浮かべながら受話器を取る。
・
・
首に爆弾をつけられた安室透だった。
・
この隔離ボックスは特殊強化ガラスでできており、爆弾が起動してもコナンは無傷。
それどころか地上にいる人間にもそれが知られることはないほど、精巧な造りに なっているという。
・
コナン:こんなところに呼び出して何の用?安室さん?
安室:どうして僕だとわかった?
コナン:松田刑事が関わっている事件なのに、捜査一課に調査のストップがかかった。
そんなことができるのは、よっぽどの権力者か、公安しかいないってね。
・
・
安室:さすがだね、君は。
わざと1人になる時間を作り、我々に拘束させる時間を与えた。
君は一体何者なんだ!!!
*ここは今作の名場面!作画の本気を感じた。
・
・
安室:捜査一課の人間が、僕に会いたがっているのはわかっている。
ただ今の僕はやっかいなものを首につけられているし、顔が割れるわけにはいかないんでね。
僕が持っている情報はすべて伝える。
今回の捜査に協力してほしい。
*完全にコナンを信頼しきっているところがうかがえます
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今回の事件のキーパーソン、松田刑事を含む同期5人の話をし始めた。
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伊達は徹夜の張り込み明けに、落ちた手帳を拾おうとして、居眠り運転していた車に轢かれて他界。
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諸伏は「スコッチ」の名で黒の組織に潜入、正体がバレて自殺。その場に居合われたのが赤井秀一(ライ)だった。
*警察学校の5人の情報はこの特集で👇
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3年前の11月6日、萩原のお墓参りで同期4人揃った最後の日だった。
安室、伊達、諸伏(ヒロ/スコッチ)の3人は墓石の前で手を合わせていた。
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そこに松田の姿がない。
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仏花を持って遅刻してきた松田。
伊達:おせーよ。
諸伏:来ないのかと思ったよ。
・
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松田:来ないわけねえだろ
お前の仇、まだとってねえんだからよ
天国の萩原に拳を突き出す
*うん、ここも名場面!
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お墓参りの帰り、松田は安室の車に載った。
松田:渋谷駅まで送ってくれ
安室:悪いが送るのは渋谷駅の手前までだ
松田:そうだったな、お前もひろと同じで顔が割れちゃ困るんだったな
道中、雑居ビルの前でパトカーが止まっている。
お仕事のようですぜー、刑事さん!
車を止めて2人は雑居ビルへ。
居合わせた警官に事情を聞くと、ビルの中で誰かが暴れているという。
・
・
2人は走ってビルの中へ。
手を拘束され柱に縛り付けられた外国人がいた。
その男性は異様に怖がり、2人は警察手帳を見せた。
松田:けいさつだ、け・い・さ・つ!!
松田は男に自分の名刺を渡し、下に降りて名前を聞かれたらこの名刺を見せてここから逃げろと指示。
安室はそれを流暢なロシア語で通訳した。
逃げろ、逃げろとそのロシア人男性は慌てふためき、逃げていった。
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ドアの向こう側で妙な物音がした。
誰かまだいるみたいだ。
安室は銃を取り出し、2人は思い切り足でドアを蹴り開けると鳥の仮面をかぶったあの爆弾魔。
:
・
松田は顔色を変えた。
ピンクとブルーに光る巨大な爆弾があったからだ。
・
・
安室が銃を向ける。
相手は容赦なく打ってくる。
安室と松田は弾をよけながらも、この状況の打開策を見つけていた。
安室:おい、あれ解体できるか
松田:できないとでも?
松田はニヤリと笑みを返す。
・
・
その間、鳥の仮面は走って逃げ出した。
安室は追いかけ、松田は爆弾処理を始めた。
安室の身体能力をもってしても敵わないほど、仮面野郎は人間とは思えない跳躍力を駆使し、銃弾を放ちながら逃げ回る。
必死で追いかけるも仮面野郎の姿を見失ってしまった。
ふと頭をよぎった。
「松田・・・!!」
爆弾解体中の松田の元に向かったのではないかと背筋が凍る。
・
その予想は的中した。
松田の元に仮面野郎が帰ってきた。
・
・
松田は嫌な気配を感じ振り向くと、仮面野郎に銃を向けられていた。
邪魔すんじゃねーよ
楽しい楽しい爆弾の解体中だってのによ!!!
松田は渾身の怒りの叫びをあげたが、銃は無慈悲に放たれ松田に直撃!!
・
と思いきや間一髪のところで伊達が壊れた車の片ドアを盾に突入!
銃弾を弾いた。
伊達:丸腰で銃持ってるやつに楯突くんじゃねーよ!!!
と襲われそうになった松田に喝を入れた。
本当に間一髪だった。
・
・
数秒遅れて諸伏も到着。
安室もまた戻ってきて4人がそろい、仮面野郎に銃をむける。
*この4人が同じ画にいるの、最高にアツかった。
・
仮面野郎は勢いよく逃げ出し、松田以外の3人はまたあとを追う。
「ハンチョー頼む!!!!」
後ろから聞こえてきたのは安室の声。
・
伊達はまじかよ!!!と驚きながらも走ってくる安室を向こうのビルまで飛ばした。
諸伏は安室の援護に回り、伊達は松田の元へ戻った。
・
松田:ハンチョー、ガム持ってねえか?噛んだら集中できるんだ
伊達:ったく、おれはお前らのハンチョーじゃねえっつの
松田はガムを噛みながらもくもくと解体を進めた。
・
・
安室はビルの屋上までたどり着いたが、仮面野郎の姿はなかった。
後ろから忍び寄る影。
仮面野郎は安室を後ろから襲おうとしたが、安室は気づくのが遅かった。
手榴弾を投げられ、まともにその爆破をくらって壁に激突。
。
銃を向けられ追い詰められた。
。
「パン!!!!!」
銃声が響いた。
・
・
打ったのは諸伏だった。
ゼロ、ケガは!!!?
安室のあとを追いかけてきていた諸伏。
間一髪のところで犯人を発見し、安室に銃を向ける右肩に命中させた。
・
血を流しながらも逃げていく犯人。
あとを追おうとした諸伏を安室は止めた。
・
安室:やつは手負だ。あとは下にいる警察に任せよう。
諸伏は安室を担いで、松田の元に合流した。
安室:すまん、取り逃した。
松田:こっちもなかなか危ないぜ。
松田の解体もうまくいっておらず、焦りが出始めていた。
松田:お前ら先に行っててくれ!!ハンチョーもだ!!!
近くの住人を避難させるんだ!ガス漏れでもなんでも言って!!
1人残り、解体を進める。
・
・
安室を担いだ諸伏が言った。
「下で、待ってるからな」
*この諸伏の顔もいいし、声優緑川さんの声もいい。
松田:そいつは約束できないな
と焦りを隠せない様子だった。
・
・
残り2秒で青いコードを切り、あっぶねーーと息をついた。
なんとか爆破を阻止した。
そのとたん、再びタイマーが復活し、ラスト6秒に!!!!
くそ、遠隔か!!!!
・
・
ハギ、お前ならどうする!
亡き親友、萩原だったら、こんなときどうするか、瞬時に思い返した。
「陣平ちゃん!電話!」
昔の萩原が出てきて、はっと気づく。
咄嗟の判断で、液体が混ざる合流地点に噛んでいたガムを指で押し込んだ。
ガムが液体の流れをせき止め、合流を回避!
流れがピタリと止まり、間一髪で爆発を免れた。
犯人は、ビルの屋上から何度もスマホでボタンを押しまくるも作動しないため、苛立ちを爆発させていた。
・
松田は大きく息を吐き、ビルの下にいる3人の元へ向かった。
このハイタッチを交わす場面は最高。
・
*ほんとにここも胸熱。
・
ここまでが、安室がコナンに話したすべての真相だった。
つまり、あの外国人が持っていた名刺は、松田がこの事件のときにロシア人に渡したものだった。
そしてこのとき、コナンは警察学校組の5人の顔と爆弾の構造を教えてもらった。
。
・
・
コナン、蘭、子供たちは、前回の結婚式の訓練で渋谷の景色が見られなかったという理由で、再度渋谷ヒカリエに招待されていた。
お菓子を食べながら渋谷が一望できる窓を見てはしゃいでいた。
・
そこへ、クリスティーヌの友人から1本の電話が。
「どうしても渡したいプレゼントがあるから渋谷の近くで待ち合わせしたい」とのこと。
クリスティーヌはこのあと式の司会の人と打ち合わせがあるからその場から抜け出せないため、少年探偵団が代わりにいくと名乗り出た。
クリスティーヌは、子供たちに地図を描き、その友人との待ち合わせをお願いしたのだった。
コナンと灰原は回避しようとしたが、子供たちに見つかり一緒にいくことになる。
・
・
コナン灰原含め5人は地図に描かれた場所へ行くと、ひとけのない不気味なビルへたどり着いた。
そのビルの6階らしい。
・
6階まで進んでみるとそこにも特に人の気配はなく、階段をのぼって目の前の部屋に入れという指示が書いてあるだけだった。
部屋に恐る恐る入っても、ひとけがないどころか薄暗く、物置のような部屋だ。
プレゼントのようなものはなく、光彦が持つメモには「プレゼントは部屋に入ったら大きな布で覆われている」と書かれてある。
・
窓際に大きな布がかぶせられたプレゼント。
コナンは、4人をドアで待つように指示し、ひとりでその布に近づいた。
中をのぞいてもよく見えない。
布がどさっと落ちてきて、姿を現したのは、あの爆弾だった。
・
・
そして、ドアに仕掛けられた装置が作動し、ドアが閉まってしまった。
コナンはひとり閉じ込められてしまう。
爆弾が作動し、なんと残り2分しかない!
・
お前ら!いいからここから逃げろ!!
でも!!コナンくん!!!
ドアの外にいる4人に急いで逃げるように指示するも、外ではパニックに。
いいから早く行け!!!
4人は後ろ髪をひかれながらも、哀ちゃんは「江戸川くんを信じるしかないわ」とその場を去った。
・
幸運にも窓は開けられるようになっており、窓から排水管を伝って降りようとした。
しかしふと思いとどまった。
コナンは、その爆弾の近くにあった電気ポットに目をやった。
自分が着ていた上着に青の液体をしみこませ、ポットにはピンクの液体を入れ、窓から放り投げた。
灰原たちに布を広げてもらい、排水管を伝って慎重に降りていく。
たった2分で脱出できるはずもなく、降りている途中で爆発。
排水管が壁から外れ、千と千尋の千尋が管を走って渡るような場面と同じように、細い管を必死で走り、4人が持つ布の上に落ちたのだった。
・
・
無事脱出は成功。
警察・消防がかけつけていた。
すぐそばに来ていた公安の風見に、ポットの液体と服についてる液の成分を調べて欲しいとメールを入れた。
風見はコナンを見つけ目を丸くした。
コナンのできすぎた行動に驚いている様子。
命懸けでとってきたんだ、無駄にはできない。
・
・
コナンと子供たちが爆発に巻き込まれたと聞き、村中夫妻たちも警視庁に呼ばれた。
村中:とにかく君たちが無事でよかった。
爆発の現場が、君たちが向かったビルだと聞いた時は背筋が凍ったよ。
コナン:へへへ、怖かったけど、排水管を伝って降りたんだ!
村中:相当勇気があるな!!
クリスティーヌ(村中の妻)は口元を押さえて涙を流している。
自分が子供たちを危ない目に遭わせてしまったことに、恐怖とショックを感じていた。
目暮:それより、あの爆弾を見たというのは本当かね、コナンくん。
爆弾事件について調査が本格化していく。
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一方警察は、コナンたちが巻き込まれた爆弾事件を受けて、周辺の捜査を進めていた。
千葉刑事は、渋谷周辺のビルを聞き込み中、物陰から倒れてきた外国人男性を発見。
男性は、苦しそうに倒れ込んでしまう。
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千葉刑事は大丈夫ですか!と声をかけ顔を覗き込むと、背後からかぼちゃを被ったもう1人男性にバットで殴られてしまう。
千葉刑事とともに聞き込みをしていた警官も、最初に倒れこんだ外国人男性にお腹を殴られ意識を失ってしまう。
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佐藤刑事の元に1本の電話がかかってきた。
千葉刑事からだった。
「千葉刑事は預かった」
カタコトの日本語で男性の声だった。
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佐藤は電話をスピーカーにし、同室にいた目暮と高木にも聞こえるように机の上に電話を置いた。
「松田刑事を連れてこい」
電話の声の主たちは、松田刑事の殉職を知らないらしい。
なぜ今さら松田刑事の存在がこれほど表沙汰になるのか。
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目暮たちは悩んだ。
連れて行きたくても連れて行けない。
千葉刑事を救う手立てがない。
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その時高木が恐る恐る手を挙げた。
「あのー、僕に提案があるんですがー、、、」
*コナン通の方なら何が起こったかわかるはず
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佐藤:正気ですか?危険すぎます!
目暮:危険は承知の上だ。危険を察知したら我々がすぐにサポートする!
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しばらくして、松田に変装した高木が現れた。
やはり似ている。
この変装した高木を、電話の相手に連れて行こうというのだった。
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爆弾事件と千葉刑事誘拐事件を受け、ついに公安が動いた。
風見は目暮、佐藤、高木を会議室に集めた。
佐藤:降谷という男には会わせてもらえないのね。
風見:無理だ、降谷は今、首に爆弾をつけらて隔離状態にある
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予想だにしなかった言葉に唖然とする3人。
いよいよ事態のヤバさを理解してきた。
松田の同期で、たった1人存命しており今回の事件の手がかりになりうる男だったが、佐藤も高木も顔を見たことがなかった。
公安はとにかくその顔がバレないようにしてきたからだ。
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スクリーンに映し出されたのは今回使用された爆弾と、安室たち同期の写真だった。
コナン:ねぇ、4人は亡くなってるんだよね。
その会議室にはコナンも入ってきていた。
風見:その少年も連れてきたんですか!
佐藤:実際の爆弾を2回も見た貴重な証人よ!
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結局、松田に扮して敵陣に向かうことになった高木。
目暮:高木、爆弾の解体方法を頭に叩き込んでおけよ!
高木:はい!!とは言ったものの、化学工学系がからっきし苦手でして、、
佐藤:よくそれで松田くんになろうなんて言ったわね!
高木:松田さんってどんな方だったんですか?
佐藤:そうね、、ワイルドででも優しくて、、柴犬とシェパードを足して2で割った感じ!笑
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風見:捜査一課は顔が割れてるかもしれないので、警護は我々公安が担当します。
あなた方は遠隔のモニターで状況を確認してください。
・
そう言って風見は会議室をあとにした。
目暮たちは納得のいかない様子で風見の後ろ姿を見送る。
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不気味な集団が現れる。
かぼちゃをかぶり真っ黒のマントで覆われた集団が、ハロウィンのお菓子を持って四方八方からやってきた。
「トリックオアトリート、トリックオアトリート」
繰り返し、低い声でつぶやきながら大量のかぼちゃたちが集まってくる。
現場から少し離れたところに車を止め、その中で遠隔で高木の様子を見守る目暮たち。
かぼちゃの異様な光景に慌て、焦り始める。
なんなんだ!なんのイベントだ!!
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やがてかぼちゃたちは松田に扮した高木を全員で囲み、高木の身動きを取れなくした。
突然の大量のかぼちゃのせいで全く状況が把握できない。
・
車の中のモニターで見ていた目暮:
何をやっとるんだ!!
早く高木を保護せんか!!!
警護についていた公安:
それが、この大量のかぼちゃのせいで身動きが取れないんです。
・
これがやつらの狙いだった。
何かのイベントと思わせ、お菓子に群がらせて一般人も巻き込み、どさくさに紛れて松田に扮した高木を誘拐する計画だった。
・
そして、高木はかぼちゃをかぶせられ、背中に銃口を当てられた。背筋が凍る。
耳にしていたイヤホンは足で踏み潰され、目暮たちとの連絡を絶たれてしまった。
・
コナンだけがこの状況に気づき、高木を探した。
すると、どこかのドアに入っていくのを見つけ、尾行した。
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佐藤は車内にいられなくなり、しびれを切らして車から飛び出す。
おい!!!佐藤!!!と目暮が叫ぶも佐藤は聞かない。
(当たり前や!自分の恋人が目の前で誘拐されたんだから!!)
・
現場に行くと、渋谷にいた人々がお菓子を拾ったり、かぼちゃ人間が退散するところだった。
高木の姿はなかった。
間に合わなかった。
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佐藤刑事、これを。
風見が近づいてきた。
手には、高木が耳につけていた、踏み潰されたイヤホンを持っていた。
佐藤はたまらず風見をビンタした。
(爽快!!!)
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風見は唖然、周りにいた公安も開いた口がふさがらない。
佐藤はあふれんばかりの怒りで風見を下からにらみつけた。
警察犬を連れてきて捜査させます。
そう言ってその場を去った。
・
前編はここまで!
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フォトグラファー兼ブロガー
動物占いで「フットワークの軽いこあら」です。
関西のいなか出身、早稲田スポ科卒。
小学校から大学までソフトテニス一本。
大学卒業後、フィジーへ移住。
2年間のフィジー生活を終えて2020年夏に帰国。
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